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04/02/07-19:51 コメントスレ | TB LIST

青年カタルシス

なんてチェッカーズの曲名みたいな題名ですが用は、というか実はアニメのお話。
 あんまりアニメを見るほうでもないですが、どうも日本のアニメの主人公って萌えアニメというのを除いても年齢が低い。アニメでもマンガでも主人公が20歳を超えていることってかなり少ない気がする。別にそれを批判するわけではないけど、どんなアニメでもマンガでもほとんどの場合作者は20代、30代あるいはそれ以上であるにもかかわらず。そんな事実を見ていて思うのは、やはり製作側にも視聴者側にも青春時代に未練のある人が多いのだろう。もっと正確にいえば、かなりの確立で現実離れした話が多いことを考慮するとそういう時代に夢想した実現し得ない想像を形にして昇華している―――つまりカタルシスなんだと思う。
 当然そんなカタルシスの対象である主人公には分かり易いアーキタイプ(原型)がある。それは例えば、ほとんどの場合まず主人公は美形。まあこれはアーキタイプ云々以前に魅力の無い主人公は商業的に弱いっていうのがあるかもしれませんが。そして主人公は強い。特殊な能力があるとか武術の達人とかそういうのはやはり商業的な意味も強いんだろうけど、主人公の精神的な強さっていうのは少し不自然に感じるところが多い。主人公の精神的な成長の描写なんていうのは宮崎アニメを含め日本アニメの最大の見せ場だあって多少の大げさな表現も必要なんだろうけど、年齢不相応な精神性を持っている主人公は多いと思う。大人の思い描く10代くらいの精神性は実際の少年或は少女が到達できる域じゃないことがほとんどだと思う。もちろんアニメは架空だ、とか極少数ではあれ成長しきった精神性をもつ少年少女はいる、と言われれば元も子もないけど。
 まあそんな具体性の無い話をたらたら書いてみたけど、つまるところそのギャップがあるからこそカタルシスになるんだろう、と。主人公の肉体的・精神的人格がその年齢の等身大の現実性だったら共感による現実の不調和への慰安は得られるだろうけど、夢想によって引き起こされた現実との不調和のカタルシスにはならないだろうし。そしてこれが青年カタルシスとしての役割を担うことが多い日本アニメと、主に風刺や純粋に主人公のサクセスドラマである欧米とかのカートゥーンとの大きな違いなんじゃないかな、と。
 ずいぶんいろいろと大仰に強引な説を説いてみたけど結局私がアニメに求めてるのがそういうものであろうことがまず第一にあると思う。アンパンマンとかドラゴンボール等の純粋なヒーロー物ははなから頭になかったし。最初にも言ったようにそれほどアニメは見ないですが参考までに私がどういうのを好きかというと、「serial experiments lain」「TEXHNOLYZE」「キノの旅」「灰羽連盟」とか。「萌え」というのが好きじゃないので灰羽連盟はイエロー気味でしたが「死」の位置づけがかなり独特なところに惹かれました。Lainもそういう要素があるし、唯物論であるが故に人間が現象に還元される存在論がおもしろかった。TEXHNOLYZEはあの常に漂う暗さがなんか好き。人間の進化がどうたらこうたらっていう思想が根底にあったっぽいんですがそれにはあまり興味を惹かれなかった。とにかく劇中にただよう暗さというかやるせなさというかそんなのと、あと吉井さんがステキだった。これら3つははっきり言って上に書いたことと一致しないけど、キノの旅は好例だと思う。単純に私の夢想とかなり近かったというのもあってかなり好きな作品。もちろん私の想像力じゃバイクがしゃべるなんていう「パンがなければケーキを食べればいい」的な発想は出てこなかったけど。


試験的に置いてみましたよ→

「青年カタルシス」へのコメント

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Posted by 竹C