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05/01/20-19:13 コメントスレ | TB LIST

札幌市長が雪祭り準備で自衛隊を激励

札幌市長が雪祭り準備で自衛隊を激励

さっぽろ雪まつり:雪像作りの自衛隊員を激励 札幌市長 (毎日)

札幌市の上田文雄市長は20日、「第56回さっぽろ雪まつり」(2月7〜13日)の雪像制作が進む同市南区の真駒内会場を訪れ、雪像作りに取り組んでいる自衛隊員を激励した。

 陸上自衛隊真駒内駐屯地内が雪まつりの会場として使われるのは今年が最後。上田市長は、「水原華城(スウォンファソン)」や「アオ・ゾーラと仲間たち」など4基の大雪像の制作に汗を流す隊員たちに、「すごい迫力ですね。頑張って下さい」と声をかけた。 (抜粋)


 上田市長はイラクへの自衛隊反対していたのにずいぶん和気あいあいとしてますな。もちろんそれだけでぎくしゃくしているのも大人気ないですが、この札幌雪祭りに関しては上田市長と自衛隊の間にいろいろあったようで。

 去年の雪祭りでちょっと問題がありました。もともと上田市長は自衛隊イラク派遣に反対しており、そして互礼会では国歌斉唱を中止。それが原因で自衛隊員と自民党員は新年互礼会を欠席したとか。それなのに自衛隊にはいままで通り札幌雪祭りには協力してほしい、という手前勝手な言い分に腹を立てていたそうです。

この直後、陸上自衛隊のさる幹部は互礼会への出席に関し、腹蔵なくこう語っていた。
「正直なところ、多くの自衛隊員は、上田にカンカンだ。なぜなら、札幌市は自衛隊のイラク派遣に関し、12月の市議会で『慎重に判断する』ことを求める意見書案を可決したためだ。『雪まつりは何とか、従来通り、支援をお願いしたい」が『イラク派遣は反対』という上田の矛盾に多くの隊員が愛想を尽かしている。そのうえ、命の危険を省みず、イラクに行くのに、国歌である君が代は歌わないという。公人である市長が単なる好き嫌いで互礼会での国歌斉唱をやめ、にもかかわらずに雪まつりの協力は仰ぐとなれば、隊員に説明がつかない。だから自衛隊の幹部は誰も互礼会には行かない」
この幹部の指摘通り、当日、互礼会の会場に自衛隊員の姿は見られなかった。 (Creative Space)


そして当然この時期に盛り上がっていたプロ市民の自衛隊の派遣反対活動を憂慮して「度が過ぎた派遣反対のデモや街頭活動などがあった場合、撤収も含めて検討する。」という条件を自衛隊から出したそうです。一見大人気なくも見えますが、別に政府から命令が下されているわけでもなし、自衛隊も市民にアピールでき、札幌市にも300億円程度の潤いがもたらされる言わばお互い持ちつ持たれつのうまくやってこれたイベントなのに、自衛隊の他の行動には市として反対するのに雪祭りだけはいままで通り、なんて言われたら渋りたくもなるだろう。実際、自衛隊の製作する雪のオブジェは他の参加者らとは一線を画していて、呼びこみの目玉だそうです。そしてただでさえモチベーションが下がっているのにそこに追い討ちをかけるように「自衛隊解体しろ」だの「戦争するな」だの、懇願されてきているのに「カエレ」だの言われたらたまらないだろう。それに集団は秩序を失うと危険だ。なんかの弾みでもみ合いになり、市民団体の誰かが勝手にこけたりして仲間に踏まれて怪我などを負っても朝日とかが「自衛隊の蛮行」などと銘打って嬉々としてスクープするだろうに。

 自衛隊のプロ市民のデモ活動を抑えてほしいという要請はしかしその手の人たちにうまく利用されてしまった。山口二郎氏とやらの記事から抜粋

一月六日、札幌雪祭りの雪像づくりの作業開始式で、雪像づくりを行う自衛隊第十一師団(札幌市真駒内駐屯)の師団長は、雪祭り会場の大通公園周辺で、イラク派兵に反対する市民のデモ、行動が起こった場合、自衛隊が雪像づくりから撤収する可能性があると述べた。これに対して、札幌市は自衛隊の雪像づくりを円滑に進めるため、大通公園付近における市民の集会、デモ等に対して、公園の管理者として退去するよう指導するという方針を決めた。(以上の事実経過は、北海道新聞一月六日夕刊および七日朝刊による)

 私はこの記事を読んで、クーデターの予告だと思った。雪祭りを人質にとって、イラク派兵に反対する市民の活動をするなと、自衛隊の責任者が堂々と恫喝したのだから、これは大事件のはずである。今さら言うまでもないことだが、政府の行動、方針に対して意見を表明する自由は、民主主義の大前提であり、基本的人権の根幹である。これに対して自衛隊の責任者が正面から挑戦するとは、一体どういうことか。自衛隊員が、国民の支持のもとにイラクに行きたい気持ちは分かるが、国民に対して派兵に反対するなと要求することとは全く別である。自衛隊員にはそのような要求を行う権利はないわけで、この師団長の発言は、自衛隊の実力を笠に着た威嚇であり、市民社会への介入である。雪祭りの手伝いをしてほしければ、市民として当然の権利行使を控えろと要求するその態度は、クーデターを起こす軍人のそれにつながるものである。自衛隊のイラク派遣という憲法違反が、師団長によるデモ自制要求という新たな憲法違反を生み出している。 (Globalization & Governance)


山口氏は北海道大学の法学研究科の教授らしいが、初めてこの件を読んだときは正直めまいがした。クーデターだとか恫喝だとか、どうしてこの手の人たちは自衛隊の言葉にいつも暴力的な要素を勝手に見るのか。そして自衛隊が一体いつどこで「派兵に反対するな」と要求したと言うんだろう。作っているそばでそんなことされればモチベーション下がるし、自衛隊とはいえそういう集団がライオットに変貌することに恐怖を感じるのは当然だろうに。だから自衛隊は大通公園周辺での活動を抑制してほしいと言っているだけなのに、それは基本的人権の根幹を揺るがすものらしい。自衛隊員には自分の気分を害する行為に文句を言うことも、危険を退ける権利もないのだろうか。この時点で物理法則を無視した論理の飛躍なのに「雪祭りの手伝いをしてほしければ、市民として当然の権利行使を控えろと要求するその態度は、クーデターを起こす軍人のそれにつながるものである。」なんて件はもう…吹っ飛びすぎてて吹っ飛びすぎつながりでtrfと内田有紀のコラボレーションで奏でられる「月が地球にキスをする」を思い出させられた。

 ちなみに山口二郎氏の記事と同時に同じようにめまいのするものをみつけた。一体どこのどいつかと思えばまたJCA-NETかよ。
 そしてこの上田市長が探れば探るほどいろいろ出てくる。そもそも彼は市民ネットワークに籍を置いていてで社民党と民主党の支持を受けて当選したらしい。そして彼の属している市民ネットワークは自衛隊の参加していないクリーンな平和の祭典の雪祭りを提唱しているらしい(参考:浜茄子・・・ひよこの蝦夷相模日記お役人の光と闇:雑記)。そして2004年の6月にはイラクに駐屯している陸上自衛隊第11師団が北海道の市長・町長らにテレビ電話を通じての激励をお願いしたところ、滝川、函館の各市長と倶知安町長は快諾したものの上田札幌市長だけは拒否したそうです。まあ彼のバックグラウンドからすれば当然かもしれませんが(参考:私の主張 ひとりの日本人として←サイト名違うかも)。

 と、まあこういう確執がある中で去年に引き続き今年も激励に来た上田市長。本人は気のいい市長のつもりなのかも知れないが、回りは空気読めと思っているんじゃないんでしょうか。彼の訪問中はさぞかし微妙な空気が流れていることでしょう。


試験的に置いてみましたよ→

「札幌市長が雪祭り準備で自衛隊を激励」へのコメント

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Posted by 竹C◆TONAri5xW6